2024/10/21修正して更新
本来カーリースは法人向け利用が多かったのですが、個人向けカーリースも最近は利用意欲が高まっています。
トータルコストなどでメリットがある法人向けカーリースと比較すると、個人向けカーリースはマイカーローンのように毎月支払になり、月々の支払金額がマイカーローンより多くなるケースが目立ちます。
また、リース期間中の支払総額は、現金一括払い・マイカーローンと比べると高くなるカーリース会社がほとんどです。
こんなデメリットがあるマイカーリースを選択する人が増加しているのは何故でしょうか?
詳しく、メリット・デメリットを含め比較し、最適な利用方法を提案します。
カーリース会社では、残価設定金額をマイカーローンなどで購入した金額よりも、安い金額に設定しています。
これは、「万が一の事故リスクなどの損害に備えている」ためです。
結果的に、乗り方・扱い方にもよりますが、マイカーローンなどで購入し車を手放す場合の下取り金額と、カーリースの残価設定金額を比較すると、下取り金額が高くなるのが殆どだと思っていて良いでしょう。
カリース契約の期間中は、傷・へこみ・車内の汚れなどに注意が必要、返却時に違約金が発生するからです。
また、月々の走行距離制限もあり、オーバーした場合に違約金が発生します。
逆に、走行距離制限に満たなかった場合のリース料金の返却はなく、アルミホイル交換・オーディオ関連機器の取り付けなども改造とみなされる場合もあり、違約金が発生します(改造はカーリース契約では禁止)。
カーリースは、リース前に予定走行距離を設定し、残価設定金額を決めます。
予定走行距離が少ないと残価設定金額が高く、多いと低くなる仕組みです。
その他、カーリースは契約時の契約を元に違約金が発生するため、必ず契約書を確認し利用するのが必須事項です。
カーリースの月々の支払い金額は、「新車価格+諸経費+契約期間中の車検代+メンテナンス料+契約期間中の自動車税」の合計金額に金利手数料を加えて決定されます。
ここで注意して頂きたいのは、「契約期間中の車検代+メンテナンス料+契約期間中の自動車税」にも金利手数料が発生している点です。
マイカーローン5年払いとカーリース5年契約を表にまとめると・・・・
マイカーローン5年払い | カーリース5年契約 | |
---|---|---|
新車価格 | 250万 | 250万 |
諸経費 | 12万 | 12万 |
車検費用 | 自己負担 | 20万 |
自動車税 | 自己負担 | 約20万(39500円×5年) |
メンテナンス費用 | 自己負担 | 20万 |
合計 | 262万に対し金利手数料発生 | 322万に対し金利手数料発生 |
お得にカーリースを利用する方法として、「新車価格+諸経費+自動車税」のみでリースし、「車検代+メンテナンス料+自動車保険」は自己負担する方法があります・・・・・
大手のリース会社は強い購買力があり、車両本体価格とドライブレコーダー・スタッドレスタイヤなどのオプションの値引き額が、個人交渉と比べると非常に大きくなります。
値引き価格が直接カーリース料金となるため、リース会社を選ぶポイントになります。
カーリースの料金シミュレーション画面で車両本体価格が表示されますが、この価格が値引き価格となっており、この価格と一般的な値引き価格を比較すると車両本体価格の違いに驚くでしょう。
但し、リース会社によって違いがあり、車両本体価格の一番安いカーリース会社を選択すれば、契約内容にもよりますが月々のリース料金が安くなります。
残価設定金額は、カーリース契約時に決定されますが、この金額は保証されているわけではなく、何らかの理由で残価設定金額を買取価格よりも下回った場合は、差額の金額を支払わなければなりません。
また、カーリース契約を途中解約した場合は、残期間のカーリース料+違約金も支払う必要があります。
カーリースは、「月々1万円で新車に乗れる!」をキャッチフレーズに、利用者が増えている状況です。
ですが、契約時の契約を元に違約金が発生するため、必ず契約内容を確認し利用するのがベストです。
*2019年1月22日に自動車公正取引協議会から、「月々1万円で新車に乗れる!」の広告に注意喚起が行われています。
個人リースに関する広告で、「月々定額」と月々の額のみを強調して表示しながら、実際にはボーナス払いが必要である旨や、リース終了(返却)時に残価の精算が必要である等の終了時の条件の表示がないもの、また、それらが明瞭に表示されていないものが、未だに見受けられます。
実際にはボーナス払いが必要であるにもかかわらず、「月々定額」と、あたかも強調表示された月々の支払額のみでリースできるかのように、また、実際にはリース終了(返却)時に精算が必要な場合があるにもかかわらず、走行距離に制限がなく、車両に損傷等が発生した場合でも無条件で返却できるかのように誤認されることがないよう、以下の事項を月々の支払額に近接した 箇所に明瞭に表示して下さい。
毎月の支払をカード払いにすると、ポイントが貯まり有効活用できますがカーリースはKINTO以外、非対応の会社が多く、口座振替の支払いがほとんどです。
これまで個人カーリースのデメリットばかりを見てきましたが・・・
ここからはメリットに目を向けて、どんなケースの場合に個人カーリースは利用すべきかを検討していきます。
毎月1万円の支払いでは、ボーナス支払いが必要になりますが、毎月2万円の支払いになると車種を選ばなければ可能です。
また、ここまで読んで頂いた方なら説明する必要もないのですが、車検代・自動車税・オイル交換などのメンテナンス料などの、まとまったお金を用意する必要がありません。
お金を借りて車を購入するわけではないので、ローン審査は不要です。
但し、カーリースの審査が必要になりますが、ローン審査と比較した場合、通りやすいメリットがあります。
カーリース契約でもマイカーローン契約と同様、試乗は可能です。
納得してから契約するために、試乗車を活用しましょう。
月々の走行距離は、通常1,000km〜2,000kmに設定されてますが、1,000km未満に設定した場合は、残価設定金額が高く月々のリース金額を抑えることが可能です。
大手のリース会社は強い購買力があり、車両本体価格とドライブレコーダー・スタッドレスタイヤなどのオプションの値引き額が、個人交渉と比べると非常に大きくなります。
値引き価格が直接カーリース料金となるため、リース会社を選ぶポイントになります。
個人カーリースのプランには、7年契約でも5年乗り換えプラン、9年契約でも7年乗り換えプランなどがあり、活用次第で新型車に乗り続けられます。
カーリースでは、駐車場を用意する必要があり、車庫証明が必要です。
ナンバープレートは、「わ」ナンバーではなく通常ナンバーとなります。
自動車保険はリース会社で違いがありますが、自動車保険もカーリース契約に含め月々定額支払いと、一括払いの2パターンが主です。
●月間走行距離が1.000km未満の人。
●マイカーローン審査に通らない不安がある人。
●税金・車検・メンテナンスなどの面倒なことに時間を取られたくない人。
●車が必要だけどまとまった資金がない人
●車のメンテナンスに詳しくなく新車に乗り続けたい人
新車価格+諸経費+自動車税+任意保険+車検代+メンテナンス料
なし
新車価格+諸経費+自動車税
車検代+メンテナンス料+自動車保険
車検代+メンテナンス料もリース可能(メンテプラン)
新車価格+諸経費+自動車税+車検代+メンテナンス代+自動車保険
なし
月々定額のカーリース【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】
新車価格+諸経費+自動車税
車検代+メンテナンス料+自動車保険
車検代+メンテナンス料もリース可能(メンテナンスパック)
【頭金ゼロ!】お好きな新車に月々1万円から乗れる『MOTA定額マイカー』
新車価格+諸経費+自動車税+車検代
メンテナンス料+自動車保険
月2万で新車ヴェルファイアなど高級ミニバンに乗れる!リースナブル
新車価格+諸経費+自動車税
車検代+メンテナンス料もリース可能(メンテナンスパック)
自動車保険
新車価格+諸経費+自動車税+車検基本料
メンテナンス料+自動車保険
メンテナンス料もリース可能(メンテナンスパック)